結婚への憧れや意識はあるものの、自分に身近な感覚として結婚を捉えるには時間が必要です。特に20代は仕事と遊びに全力投球をする毎日なので「結婚はまだ先のこと」と、捉えている方もいるでしょう。ですが、同僚や友人が結婚をするという報告を聞くと、一気に現実感が伴います。職場や合コンなど、異性との出会いが無い方は焦りますよね。また、男女で結婚に踏み切るポイントは異なります。この記事ではいつから婚活を始めるべきか、年代によって注意すべきポイントなどをまとめました。
女性はいつから婚活を始めるべき？
一般的には20代半ば～後半になると、結婚への意識を強める女性が非常に多いです。同年代の職場の同僚や友人に結婚を踏み切る人が多く、結婚をより身近に感じるからです。ただし、あなたが仕事でのキャリアと家庭や育児をどのようにしていきたいかで、結婚への意識も変わるでしょう。
20代後半からが一番多い
20代後半になってくると一気に結婚が現実味を帯びてきます。現実感を伴う理由は、親しい友人や同僚からの結婚報告を聞く機会が増え、結婚を身近に意識する機会が増えるからです。例えば、自分と長い付き合いの親しい友人が結婚を決意し、あなたがその結婚式に出席した時には、一層結婚への意識が強くなるでしょう。また、既婚者はパートナーとの行動が中心となるため、以前のように一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったりする友人が減っていくと、「自分も結婚について真剣に考えないといけない」と、強く思うきっかけになります。
一般的に男性よりも女性の方が結婚への意識が強いです。出産や子育てを望んでいる場合は、常にタイムリミットを意識する必要があるからです。35歳を過ぎると高齢出産となり、流産のリスクや生まれてくる子供に先天性異常の確率が上がるなど、子供やあなたの身体への負担も大きくなります。一つの目安として、30歳になるまでに結婚したいと考える女性が多いのは、健康な状態で子供を産みたいからです。
30代からは焦りが理由
30代は20代と比べて、異性との出会いが少なくなったことによる焦りから、婚活を始めるケースが多いです。趣味や仕事への優先順位が高かった方でも、職場の同僚や友人に既婚者の割合が一気に増えるため、結婚を強く意識せざるを得なくなります。20代のときには、友人と一緒に合コンや街コンに行くことで異性との出会いの機会は定期的にありました。
ですが、結婚する人が周囲に増えると、合コンに誘われる回数や知人を紹介をしてくれる回数もぐっと減ります。特に女性の場合は出産のタイムリミットがあるので、20代よりも結婚や出産への意識はさらに強くなります。友人や同僚が結婚して育児に奮闘している話を聞いた時には、「私も早く良い人を見つけたい」と思うでしょう。現在、異性と出会うためのツールとして不可欠なマッチングアプリでも、マッチング率は20代と比べて落ちてきます。30代は結婚を前提とした真剣交際が前提となるため、候補者はおのずと絞られます。
40代からは第二の人生のパートナー探し
40代は独りで過ごすことへの寂しさや不安を感じることから、婚活を始めるケースが目立ちます。若い時と比べて体力の低下による老後の生活の不安や「誰かと一緒に生きたい」、「温もりを感じたい」という、気持ちの変化が生まれるからです。周囲の既婚者の話を聞くうちに、結婚への考えや価値観に変化が生まれてくることも当然あるでしょう。
また、40代は会社での今後のポジションが何となく見えてくる年代でもあります。管理職として昇進していくのか、平社員に近いポジションで終わってしまうのかが明確に別れ始めます。これまで仕事に懸命に打ち込んできた方も、思っていた結果やポジションが得られなければ、若い時と同じようなモチベーションで仕事をするのは難しくなります。寂しい気持ちになり、「誰かに支えてもらいたい」、「老後の生活を独りで過ごすのは不安だ」と思っても、不思議ではありません。40代は20代のように合コンや知人の紹介といった通常の出会いは少ないので、結婚相談所でお見合いや交際のサポートを得て、婚活することをおすすめします。
50代からでも間に合います
50代は第2のパートナー探しのために婚活を始めるケースが多いです。若い時に離婚を経験して一人で子どもを育ててきた方も、子どもが成長して手がかからなくなり、自分の今後を考える余裕が出てきます。「人生100年時代」と言われるほど、長生きをする方が増えた現代で、50代はまだ折り返し地点です。今後の人生を考えると決して遅いということはありません。
ただし、注意しなければならない点は、相手にたくさんの要求をしないことです。ルックスや内面、年収など全ての条件を高いレベルで相手に要求している状態では、まず結婚はできません。そんな方がいたら若いうちにとっくに結婚しているでしょう。許容範囲を拡げて相手を探してください。
男性はいつから婚活をスタートしてる？
男性は仕事が落ち着いてきた段階で、結婚を意識する方が非常に多いです。結婚は人生の中でも大きな決断であり、相手と幸せに暮らすためには経済的な安定が非常に重要です。仕事に慣れて安定した収入を確保できる見通しが立って、初めて結婚に踏み切れます。そのため、女性に比べると男性は婚活を始める時期が遅いです。
男性は30代前半からが一番多い
男性は年収が上がってくる30代前半から婚活を始める方が非常に多いです。社会に出て約10年が経ち、責任ある仕事を経験することで男としての自信も付いてきます。男性のなかには結婚＝責任と考えている方も多く、安定した生活を送るためにはある程度の年収が必要です。共働きの家庭も増えてきますが、多くの企業が男性が長期間働くことを前提とした雇用体系や人員配置をしています。経済的な面や長期間働くことを考えると、年収も安定してくる30代前半から婚活を始める男性が多いのは理にかなっています。また、男性は女性と違い出産がないので、タイムリミットを意識する必要はありません。
極端に言えば、自分が結婚したくなったときに婚活を始めれば良いわけです。男性からすれば年齢を重ねるほど年収も上がってくるため、そこまで年齢にこだわっていないという方もいるでしょう。そして、30代前半の男性は同年代だけでなく、年下の20代女性からもモテます。女性から同年代の男性に比べ、精神面や経済面で余裕があると評価されているからです。20代だと「まだまだ遊びたい」、「友達付き合いも大事」と考えている男性も多いですよね。そのため、30代前半の男性は女性からの需要も高く、婚活を始めるには理想的な時期だと言えます。
40代からは疑われる！？
40代になってくると一転して、苦しい状況に陥ります。まず、既婚者にも関わらず独身のフリをしていると疑われます。ショックですよね。ですが、40代の既婚者男性が家庭が上手くいかない状況に外に癒しを求めて、独身のふりをして女性を騙して結果的に不倫になるといったケースも聞かれます。真面目に婚活している男性からすれば迷惑な話です。
ただし、女性からすると警戒心が強くなるのも、自分の身を守るためには仕方がない状況かもしれません。また、40代独身というだけで、離婚を経験したバツイチや「性格的に癖があるのでは？」と、偏見の目で見てくる女性もいます。あなたの中身を知らずに、勝手にイメージで決めつける女性とは結婚しても上手くいきません。あなたの中身をしっかり見てくれる女性と付き合いましょう。
離婚後どれぐらい経ったら婚活始めてる？
若いうちに一度離婚を経験した方で当初は再婚に否定的でも、年齢を重ねるにつれて考え方も変化してきます。子供が大きくなったり、仕事が落ち着いたりと自分のことを考えられる余裕が出てくるからです。苦しい時や嬉しい時を共に共有できるパートナーがいると、心強いですよね。離婚後どのくらいの期間を経て、婚活や再婚をしているのかまとめました。
前提として再婚禁止期間は100日
女性の場合、妊娠しているときに限り離婚後100日間は再婚禁止です。離婚前の夫の子供か、新しく夫になる男性の子供かを明確に区別するためです。夫婦仲が険悪な状態で離婚に至った場合、離婚前の夫が子供を認知しないトラブルも考えられます。ただし、前の夫と離婚してから100日後に再婚して子供が生まれた場合は、再婚する男性の子供と法的に認められます。親権をどちらが持つかといった問題もありますが、トラブルを防ぐためにも、十分に時間をおいてから再婚をしましょう。
妊娠していない場合は、離婚後翌日からでも再婚可能です。ただし、離婚後すぐに再婚すると、「結婚前から不倫していたのではないか」と疑われるリスクもあるので、こちらも時間をおいてから再婚をした方が賢明です。
再婚まで10年以上が一番多い
再婚まで10年以上もかかるのは、子供の存在と「もう一度結婚したいと思えるか」といった精神的な部分が関係してきます。子供を引き取った場合は、まずは安定した生活を送ることが最優先です。夫婦の都合で離婚をするため、子供に罪はありません。子供が少なくとも高校を卒業するまでは、再婚は難しいのではないでしょうか。
また、結婚生活であまりいい思い出が無い場合は、再婚へ前向きになるのにも時間がかかります。最初の結婚以上に、慎重になるからです。「また離婚するのではないか？」といった不安も当然出てくるので、決断するのに時間がかかるでしょう。
10年未満であれば1年以内の再婚が最多
離婚後すぐに早く再婚することは、子供を望む夫婦にとってはメリットが多いです。まず、子供がいない状態で再婚したい場合は、再婚相手との子供を持つことが可能です。
特に女性は35歳以上になると高齢出産になり、流産や子供に障害が残るリスクが上がります。子供を持ちたい女性は、年齢が若いうちに再婚することで子供を作れるチャンスが多くなります。また、子供がいる状態で再婚する場合でも、小さい子どもであれば新しい家族に慣れる時間を多く取れます。
コロナ禍での婚活はみんなどうしてる？
コロナウイルスの影響で、対面での1：1の会話や大人数のパーティー形式での婚活は難しくなりました。3密を避ける対策として、オンラインでの婚活の実施が増えています。オンライン婚活は、手軽に始められる点と移動費や時間的コストの削減がメリットとして浮かびますが、本人の人柄や雰囲気をつかむのが難しいです。どのような方法でパートナー探しをしているのか、まとめました。
オンライン婚活が増えた
コロナウイルスの影響で、対面での会話やパーティー形式での婚活の開催が難しくなりました。その代わり、マッチングアプリやZoomを利用したオンラインでの婚活が増えています。pairsやomiaiなどのマッチングアプリを利用した婚活は、手軽に始められる点が魅力です。スマホで自宅にいながら始められるだけでなく、気に入った人とだけメッセージを重ねれば良いので、自分が好みではない人に気を遣う必要がありません。男性からのアプローチが多く集まる女性はマッチングアプリを使うことで、自分のペースで婚活を行えます。
一方、Zoomなどのビデオ会議システムでの婚活は、自宅にいながら相手の雰囲気や様子がわかるのが魅力です。マッチングアプリだと文章だけのやりとりで表情はわからず、相手が嘘を付いている可能性もあります。Zoomは本人と表情を見ながら会話をできるので、マッチングアプリで感じる不安は取り除けるでしょう。ですが、対面で会わないとわからないこともあります。直接会える状況になってから、相手との関係を進展させるか判断しましょう。
オンライン婚活パーティーも開催されてる？！
スマホのLIVEビデオ通話を使ったオンライン婚活パーティーをしている企業もあります。婚活支援を行っているNLCC社が提供するaeru.party（アエルドットパーティー）は、専用のアプリをインストールして、ビデオ通話越しに街コンや婚活パーティーのような雰囲気で対話ができます。
相手はAIが自動で選んでくれるため、自ら選択する必要はありません。入退場も自由です。実際の会場に行く時間や交通費をかける必要もなく自宅で行えるため、効率的な婚活を実施できます。
一歩ずつ婚活を始めてみよう
男性は30代前半、女性は20代後半から婚活を始める方が最も多いとの結果となりました。男性は仕事で自信をつけ、年収が上がってくる時期であること、婚活市場での市場価値が高いことが理由として挙げられます。一方で女性は出産を考えると、30歳を目安に結婚したいと考えている女性が非常に多いです。35歳を過ぎて高齢出産になった場合、母体への影響や子供の身体に障害が残るリスクが上がるためです。
また、離婚を一度経験している方は、10年以上を経ての再婚か1年以内のスピード再婚が多いという、やや極端な結果となりました。子供の有無によっても、再婚を決断する時期は変わってくるでしょう。そして現在、コロナウイルス対策のため、以下の方法でオンライン婚活が行われています。
・マッチングアプリの利用
・Zoomを利用してのビデオ会議方式
・専用アプリを利用しての婚活パーティー方式
オンラインで相手の人柄や性格を全て掴むのは難しいです。コロナウイルスが落ち着いた時期に直接対面してから、関係を深めていくか決めるのが賢明でしょう。
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